ノーズピアスのケアとあなた

ノーズピアスのケアについて更に学んでゆきましょう。ノーズピアスをする決意が固まった今、ピアスの傷を完治させる為に出来る限り最高のケアをご案内いたします。

「早く」「順調」に治癒する為に以下のケアを行ってください。施術したその日から数週間後までお願いします。

感染症状に注意

皮膚に傷が出来た場合、例えばピンでさしたような小さなものから手術のような大掛かりなものまで、皮膚の開口部は細菌が繁殖する窓口となります。ノーズピアスのケアをしたにもかかわらず感染症状が現れた場合にどのように対処したらよいのでしょうか？気を付けて欲しい特別な兆候があります。

他の症状が現れる前に、初期の症状として痛みの増加があります。
ピアス周辺に斑点や赤みがでた時は明らかな症状です。
特に赤みが広がり、腫れてきた時、通常以上の出血をともなう場合。
わずかな出血は感染したとは判断がつきません。緑、グレー、黄色になった場合は感染の恐れがあります。発熱をした場合は適切な処置をしてください。

感染をしたと思ってもジュエリーは取り除かないでください！すぐに専門医の指示に従ってください。専門医の意見を聞かずにジュエリーを外すと、症状をより悪化させてしまう可能性があります。

ノーズピアス　ケアと消毒グッズ

ピアスを施術した後に最初にする事は、なによりもまず手の洗浄です！石鹸と水を使用しましょう。傷が完治するまではあなた自身もピアスに触れないでください。

ピアスをしていない箇所でも各種の傷口を消毒する方法がいくつかあります。しかし消毒をすることで逆に傷の回復を妨げる場合があります。アルコール、ヨウ素、オキシドール、クロルヘキンジン、変性アルコール、ティーツリーオイルは避けてください。治癒を遅らせ、感染につながる場合もあります。毎日のお手入れには、ガーゼや綿棒を用いて生理食塩水を使用しましょう。

ケロイドのリスク

ピアスを施術した箇所がケロイド状になる場合があります。ケロイドの皮膚表面は滑らかで光があり、少し盛り上がりがありそのままの状態が続きます。かゆみや痛みをともないます。肥大してしまった傷跡（照りと盛り上がりがあります）はピアスをした箇所を境としてそれ以上に大きくなる事はありません。傷が大きくなった場合は注射治療で症状を改善する事が可能です。

ピアスをする前にご自身がケロイドになりやすい体質かどうかを見極めてください。ピアスをあけるという事は水平にピアスの穴が２ヶ所あき、ジュエリーが入るという事になります。ピアス施術の専門器具を使用して、針等であける事はおすすめいたしません。

特別なピアスケアにラベンダーオイルをおすすめいたします

多くの方がラベンダーのエッセンシャルオイルをノーズピアスのケアに利用されており、回復を助けると考えられております。傷口を滑らかにして萎縮を防ぎます。必ずラベンダーオイルを希釈して使用してください。コットン/綿棒に希釈したラベンダーオイルを含ませて、ジュエリーを前後に動かしながら使用します。

作り方

ラベンダーオイル　１０滴

グレープシード/スイートアーモンドオイル　１５ｍｌ

ピアスと眠り

眠る前にピアスに低刺激性のテープを貼る事をおすすめいたします（小鼻部分）。こうする事でしっかりと睡眠をとっていただけます。

禁煙

喫煙はピアスに悪影響を与えます。免疫系の働きを抑え、治癒を遅らせます。喫煙者に関する報告によると、特に軟骨を貫通してピアスをした場合は完治に通常よりも最低でも数ヶ月多くかかる場合があります。禁煙が難しいようであれば、ピアスをする事を再考する必要があります。

水泳に関する注意

水泳は特に禁止する必要はありません。但し、塩素消毒やオゾン水のプールで泳ぐ場合は短時間に留めてください。水泳のお気に入りの場所が海、川、湖の場合は豪雨や台風の後はバクテリアと寄生虫が増加する事がありますので水泳はさけてください。

ウィルス感染

ピアスの傷口が完治するまではＨＩＶ，Ａ/Ｂ/Ｃ型肝炎等に感染しやすい状態です。傷口に感染源となる条件（血液、唾液、汗、精液、膣の分泌物等）と触れないように保護をしてください。

ノーズピアスケアは如何なる時期でも衛生的で清潔に保つ事が重要です。

ビタミン

通常よりも多いビタミンＣ（２０００～３０００ｍｇ/日）、亜鉛（１００ｍｇ/日）を摂取する事で治癒が促進されます。調査では通常より多い摂取で傷の治りが早くなると言われておりますが、総合ビタミン剤は効果がみられません。正しい製品をお近くの薬局や健康食品を扱うお店でお求めください。処方箋の薬を服用している場合は副作用の注意が必要です。必ず医者/薬剤師の指示に従い服用している薬剤とビタミン剤の補助食品との副作用を確認してください。例えばビタミンＣと避妊ピルの飲み合わせは悪いとされております。